医療クラークの自負は、患者の役に立つこと

患者様のお役に立ちたい!メディカルクラークのやりがいとは

医者や看護師には、わがままを言われる、患者から身に覚えのないクレームを言われる。病院内の雑用は全てこなさなければならない。レセプト提出の時期は残業……。考えてみると、医療事務はなかなかストレスに満ちた、大変な仕事かもしれません。それでも人気があるのは何故でしょうか。それは人の役に立っている、という自負があるからです。

大きな病院などでは、再診は機械で受付けることがほとんどですが、デジタルに弱いお年寄りにとっては、面食らうばかりです。しかし制服姿の女性がそんなお年寄りに声をかけ、一緒にタッチパネルを操作し、受付をすませている光景をよく見かけます。その時のお年寄りは、皆ニコニコしながらも、ほっとした表情を浮かべています。また、足が不自由で杖をついている老人に、やはり制服姿の女性がサッと車いすを用意し、付き添いの人に感謝されていた光景も見たことがあります。

病院にやって来る患者の中には、診療科を間違えていたり、よく分からずに来る場合もあります。そんな時に、窓口で正しい診療科や病院をアドバイスできるのは、他でもない医療事務員です。「お医者さんの前に行くと、緊張してうまく話せない」という人もいます。そんな時に医者や看護師の橋渡し役も、医療事務しかできません(どうやら、白衣が苦手な人にとって、制服姿の女性の方が安心できるらしいです)。

確かに医療事務の仕事は、仕事量の割には給料が安い、大変な仕事かもしれません。担当している科にもよりますが、老人の多い所では、耳の遠い人がいて大きな声で呼ばないと気付かれなかったり、また中にはなかなか話の通じない人もいます。小児科では、いわゆるモンスターペアレンツが勝手な論理を振り回すこともあります。そんな患者達をなだめるのは、並大抵のことではありません。しかし医療事務員と仲良くなり、会計の時にお礼を言って帰る患者もいます。

「医療事務の仕事をやっていて良かったと思う時は、どんな時ですか?」という質問に対し、「患者さんにありがとうと言われた時」という答えをよく耳にします。患者に感謝されることで、いままでの苦労が全て吹き飛んでしまうのでしょう。やはり人の役にたっていると実感した時が、医療事務の仕事の醍醐味と言えますね。