医療事務としての再就職には、経験が必要

医療事務の資格を持っているけど、結婚してから再就職できるか

医療事務として再就職できるかできないかは、資格ではなく経験の有無に左右されます。医療事務は国家資格ではありません。また病院によって仕事の流儀も違うので、資格取得の勉強全てが、実務で役に立つとは限りません。また医療保険制度は数年ごとに変更されるので、そのたびに新しい知識を取り入れ、対処できなければなりません。ですから採用担当者がチェックするのは、まず経験、そして人柄となります。

病院にはいろいろな人が来ます。そのほとんどが、病気で気分が悪かったり、イライラしていたりします。なかには、同じ事を何度言っても解ってくれないお年寄りもいます。そのような患者の対応をするには、やはり経験と、忍体力がものをいいます。また具合が悪く、1分でも早く帰宅したい患者の待ち時間を少しでも短くするには、迅速で正確な事務処理が必要になるからです。

結婚や出産を機に退職する女性は、まだたくさんいますが、医療事務も例外ではありません。しかし病院側としては、仕事を覚えた人には、できるだけ長く勤めて欲しいものです。ですから結婚後、改めて就職先を探しても、すぐに出産を理由に辞められてしまうと思われ、不利になります。

小さな子供がいる場合も、子供が病気になったりなど、どうしても休みが多くなるため、再就職できる確率は、あまり高くはないでしょう。小さな病院では、スタッフの数もぎりぎりなので、急に一人が休んだ場合、対処しきれなくなるからです。また最近は、短時間のパートという雇用形態も少なくなりつつあり、むしろ夕方遅くまで開業している病院も増えています。土曜日出勤も、覚悟しておいた方がよいかもしれません。もし、どうしても医療事務として再就職したいなら、むしろ子供がある程度大きくなってから、フルタイムのパートや正社員をめざした方が、案外再就職先が見つかるかもしれません。

前述したように、経験が何よりも重視される職種です。子育てを経験したなら、子供の扱いに、また舅姑にしごかれたなら、年寄りの扱いが上手になっています。実務経験だけでなく、人生経験もアピールして求職活動をしてもよいかもしれません。