皮膚科の医療クラークには専門知識も必要

皮膚科の医療クラークで働くために必要な知識はこれ

皮膚科など、単科の診療所の医療事務は簡単だと言われますが、実際はどうなのでしょう。確かに総合病院にはいろいろな科があり、覚えることもたくさんあります。それに比べると皮膚科単科の診療所では、覚えることも限られており、人によっては物足りなく感じてしまうかもしれません。

しかし皮膚科に限ったことではありませんが、特に個人病院では仕事の範囲が広いため、担当した科の基本的な知識がなければ、患者に適切に応対することができません。また皮膚科の場合は、ストレスを抱えている患者が多いと言われ、患者の気持ちに寄り添った対応が求められます。

皮膚科のレセプト計算の場合、軟膏の扱いをどうするのか迷う人がいるようですが、就職が決まり働き始める前に、軟膏について勉強しておくとよいでしょう。

皮膚疾患の治療に対し、ほくろやシミ取りなど、いわゆる美容皮膚科は自費診療になります。患者数が多く忙しい病院では、つい間違えてしまうこともあるので、注意しましょう。

次に皮膚科特定疾患指導管理科の知識も必要となります。これは医療特定疾患に対して、日常の生活に関する療養上の指導について算定される医療費のことです。特定疾患とは、厚生労働省が指定した病気で、皮膚科の場合は「レベル1」には赤斑性狼瘡、先天性魚鱗癬、扁平苔癬などが、「レベル2」には尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、帯状疱疹、蕁麻疹などが入ります。

ちょっとしたミスが、病院や患者に迷惑をかけてしまうことがあります。特に具合の悪い患者に「請求金額を少なく請求したので、足りない分を払ってください」とは、言いにくいものです(「多く頂いてしまったのでお返しします」の方が、少し言いやすいですね)。